2020年3月6日で、後期高齢者の仲間入りをした私は、75歳を機に、残り少なく短い時間だけに、最後は明るく笑顔の続く毎日を過ごして行きたいと考えています。
そのチャンスは、2018年の1月、母校の小学校の校長先生からのメールに端を発したのです。
61年ぶりに、私にもふるさとがあったと思い出す程の長い時間が過ぎていたのです。
東京では、重苦しい梅雨の6月、懐かしい駅名に、更に抜けるような素晴らしい青空が広がり、微かに吹き抜ける風にもふるさとの薫りを思い出していました。
更に、5ヶ月後にチャンスが訪れ、帰郷した時に、再度見上げた空の素晴らしさに、魅せられた私は、ふるさとに対する想いが益々強くなってくる自分に気付きました。
その想いは、ふるさと時代は感じなかった感激で、ふるさとを離れてこそ、味わった感動でした。
県内でも、大気の安定と晴天率も高く、ふるさとは「天文のメッカ」として、「天文のまち あさくち」と言えます。
自然の恵まれた青空に魅せられた私は、この素晴らしい空を「あさくちブルー」と表しました。
恐らく地元では至極当たり前と受けとめていたふるさとが、私には全てが新鮮で、素晴らしい宝物だと気づきました。
今後の残された人生を、これまで育まれたふるさとを、多くの方に知っていただきたいとの強い想いでいます。