アッケシソウの季節

兼ねてより、浅口市は3町からなる岡山県では一番小さな町ですが、貴重な宝物がたくさん詰まった町と自慢し続けている。

 

今回は3町の一つである瀬戸内海に面した寄島町の干拓地に、湿地に生える葉のない絶滅が危惧している「アッケシソウ」が、何と本州唯一の自生地と言われている。

 

1991年の干拓地内で見つかった「アッケシソウ」は今月14日に、花を咲かせ、ルーペを使って見えるぐらい白い小さな可愛い花と聞く。

 

残念ながら私は既に故郷を離れて、未だ実際には「アッケシソウ」を見ていないが、今年の5月、国土交通大臣賞、6月には第11回ビオトープ協会より審査委員長を受賞した、貴重なヒユ科の植物である。

 

間も無く小さな白い花から想像も付かない肉厚の茎が、深紅に染まる季節を迎え、別名「サンゴ草」とも言われている。

 

来月13日から23日まで「アッケシソウ祭り」が開催され、地元のメンバーによって「アナゴ飯」や「寄島おこわ」も販売の予定です。

 

 

深紅色に染まった「アッケシソウ」を、「あさくちブルー」と磯の香りのする心地良い海風に吹かれながら、秋の散策を過ごしてはいかがすか。