今週は、ある一冊の本を一気読みしていました。その本は、「救急センター カルテの向こう側」です。
現在、都立墨東病院の救命救急センター部長の浜辺祐一医師の作品で、私は浜辺医師のいかにも外科医出身の決断の早さ、そして明快な文章の表現力に出会ってから、浜辺医師の作品の「追っかけ」をしてきました。
最近ご無沙汰気味と思っていたところ、今年久しぶりに出版の広告に自分でも早る気持ちがありました。浜辺医師には申し訳ないのですが、自宅の隣が図書館といったこともあり、貸し出し希望を出して数ケ月かかりましたが、これまでの歯切れの良さといい変わっていませんでした。
飽きっぽい私がなぜか浜辺作品の「追っかけ」をしている理由は、テレビで放映されたアメリカの脳神経外科外科の「ベンケーシー」のイメージが鮮烈に頭に残っているからでした。モノクロームですがストレッチャーで運ばれる患者目線から病院の廊下の天井の場面には臨場感が溢れていました。当時の私はベンケーシーに憧れ、ドラマですが、これも今風に言えば「追っかけ」ですね。