今年で3年目になりますが、転倒して高度救命救急センターで、思いがけない病気を見つけることに繋がりました。問診の結果は問題ないとの担当医の診断ですが、念のためにMRIの検査もします。
検査というのは結果が出るまで落ち着かないものですが、気のせいかMRIの独特のけたたましい音、まるで工事現場のコンクリートを切断している音に似ています。
私が初めてMRIの経験をしたのは、まだ保険適用ではないと24年前のことです。当時は耳栓もなく様々な音に不安と興味を持っていました。
最近は保険適用で、耳栓から聞こえる音が毎年違って聞こえてきます。
部位の違いなのか、検査中前日に見た花を思い出していました。頭部に360度、今電磁波が降り注いでいるのだと。なるべく楽しいことを考えるようにしています。
検査の結果は異常なし、先生は画像を丁寧に説明してくださいました。
360度ということで思い出すのは、薬学部のが、学生が外来実習の時、「淺野さん、外来はMRIと似てますよね。常に周囲360度、MRIと同じように気配りが必要なんですね」