朝から足が重い、気が重い問題を抱えて出かける経験を持っている方は多いのではないでしょうか。紛れもなく私もそのような気持ちの日があります。
美術関係の仕事に携わっていますときに、ある企業の経営者の方とお目にかかる機会がありました。
詳しい話の内容は忘れましたが、「経営者はよく孤独な存在といわれるが、確かに瀬戸際に立ってなかなか考えがまとまらない時がある。私はそういう苦境に追い込まれると、デパートの宝石売り場に出かけて人の心を魅了する宝石の輝きや美しさを見ることによって、頭がスッキリする」とのことです。
「淺野君もそういう時に何かリセットできるものを探しておくといいね」
この一言が今の私の救いになっています。私は、白い花を見ていると、不思議に気持ちが落ち着きます。
その経営者の方はすでに鬼籍に入ってしまって、あの時のお礼を申し上げたいのですが、お伝えできないのが残念です。
私には「白い花」の持つ力に支えられています。