看護職を決心した日

父親が胆管ガンで入院中、点滴の交換に来た看護師がつぶやくかのように「淺野さん、今日は日航機が御巣鷹山に墜落した日ですよね、覚えています?」「ああ、そうだったね〜」

「私、群馬県出身で、まだ小学生だったのですが、ひどいショックを受けたんです。私にもできることはないかと考えて、将来は看護師になろうと決めたんです」
その話をそばで聞いていた私は、感動を覚えると共に、このような気持ちを持つ看護師に出会えたことをありがたく、安心したことを記憶しています。
航空事故最高の死者を出したと言われる8月12日も今年で31年を迎え、ご遺族にとっては辛い一日と思います。
実は私のお得意先のお一人も事故に遭遇されました。また、お二人の方はキャンセル待ちをしていらしたそうですが、事故機には乗ることができなかったと後に伺いました。
今日、あらためて人生や命について考える一日となりました。