帰りの地下鉄の車内で、私より少し年配の夫婦が「そういえば、この地下鉄で上野まで行って、ほら世界遺産になった美術館に行ってみようか。なんという有名な建築家 の建物らしよ」「お父さん、見たいならいいわよ」
思わず、私は「ル・コルビュジェの国立西洋美術館ですよ」口を挟みたいところですが 、夫婦のなんと言えない歴史を感じる会話に入るのは、お節介極まりありません。
急に私が午後の予定があるのですが 、牛に引かれてではないのですが 、とうとう上野まで。
世界遺産決定後、間もなくコミュニティーバスで近くまで出かけたのですが、閉館時間になって諦めました。
その道の両側に白いムクゲと薄紫のムクゲが向き合って思わず見とれましたが、今は、多分盛りが過たことでしょう。
確か中学生の頃、両親と「松方コレクション」を観覧した記憶があります。
帰宅してロダンの「考える人」のポーズを真似したことを懐かしく思い出します。
時間がないので 、建物を改めて観てきました。
なんとなくそのまま帰宅する気持ちもなく、考えるマリ子のモードになりフラフラ歩いていました。
その道には、花びらに水滴の残った華やかなマリーゴールドの花が咲いていました。