山茶花が咲いた

今日は24節気の霜降、秋の終わりを告げるともいわれています。

私は、瀬戸内の南斜面で育ったために、霜というものを見たことがなく育ちました。
小学校になって、父親の仕事の関係で南斜面から、二駅ほど離れた平地で、初めて見た霜の美しさに目を奪われました。
そして霜柱も経験し、サクサクと踏み潰すことが楽しく、思い切り踏んでいました。
ところが、霜柱からお返しをいただきました。
当時はズック靴のために、すっかりびしょびしょに濡らし、足元からゾクゾクと寒さに襲われ、結局風邪をひくことになり、お医者さまのお世話に、やがて、夜、湯たんぽで足が温まると、指先が猛烈に痒くなりました。しもやけです。
父親の仕事の関係で、藁の綱や細かくした木箱を毎朝、焼いていました。
焚き火ですが、この中にお芋が入っています。
今は焚き火は禁止されていますが、懐かしい風景です。
近所の人も集まり、焚き火を囲んで、焼き芋になるのを待っているのです。
山茶花といえば、こんな歌がありましたよね。
「さざんか さざんか さいたみち 」「たきびだ たきびだ おちばたき」「あたろうか あたろうよ」「
しもやけ おててが もう かゆい」