自然界が染まる頃

今日はいい色の日だそうです。

いい色とはどのように捉えたらいいのでしょうか。
色一つにとってもその人なりの人生模様が、色にも現れるように思います。
今の季節は北から自然界がさまざまな自然の絵の具の色付けが始まっています。
小さいころ、父は赤く染まったもみじののある場所に私を連れて行ってくれたことを思い出します。
さらに、小学生の頃の課外授業として、軽い遠足も兼ねて近くのお寺の庭に染まったもみじの写生会が、秋の恒例になっていました。
相変わらず、虚弱体質の私は、厚い座布団を持参、マフラーをして、同級生からからかわれるほどの重装備で出かけるのですが、その夜から発熱という全く仕方のないひ弱な子供でした。
恥ずかしいのですが、20年近く前に東北に出かけた車窓から見えるオレンジや黄色く染まった木々の葉
に驚いたものです。
言い訳をするわけではありませんが、関西地方は京都を始め、もみじの赤くなるのが紅葉と思い続けていました。
しかし、私にとっては、なんといっても緑と白がいい色に変わりがないのです。