鏡開きには岡山時代で過ごした楽しい思い出があります。
今年は特にノロウイルスのために、折角自分たちでついたお餅はいただけないという時代になりましたが、近所で集まって、父親たちが杵を振るっていた当時の賑わいや歓声など、まだ脳裏にしっかりと残っています。
岡山は丸餅なので 、丸めるのは女性の担当で、手際よくさばいている風景を私は遠巻きにして見ていました。
お供えのお餅はまた格別で、各家庭がそれぞれ大事そうに持ち帰って、いよいよ鏡開きに、大きなお供え餅を割ったお餅を適当な大きさまで、割って、台所では小豆のお汁粉が鍋いっぱいに用意されています。
不規則な形のお餅を網で焼いた後、待ちに待ったお汁粉にありつけます。
食べやすい丸餅とは違い、角張っていたりして、結構口の中で格闘することになります。
善哉とお汁粉の違いがあるようですが、私の記憶ではどちらだったかは明確に記憶してはいませんが。
懐かしい思い出はハッキリと記憶に残っています。