「灯をつけましょ ぼんぼりに」と口をとがらせて歌った時代が懐かしい「桃の節句」です。
私が育った時代の雛飾りは床の間であったり、2階に通じる階段を利用したり、または押入れの一部を開いて飾ったり、その家の事情に合わせて様々な工夫を凝らして、女児のお節句を家族中でお祝いをしてくれた風景が浮かび上がります。
友人たちと連れ立って、各家庭を渡り歩いた記憶もあります。
もちろん、岡山なのでちらし寿司が用意され ています。
季節的には春を呼ぶ岡山では鰆がちらし寿司に入っていたと思うのですが 、そこの記憶はございません。
帰るときは袋に自家製のあられを渡されました。
我が家の雛飾りは、私の小さなタンスの上に内裏雛のシンプルな飾りでした。
小学校のボーイフレンドが白酒で、頬を赤らめていたことも今となっては、懐かしい思い出の1つです。