テレビのない生活がスタート

いよいよ我が家はテレビのない生活が始まる。
朝のうちに、指定のリサイクル業者が引き取りに来るとのこと。

テレビの画像によるビジュアルの世界には、73歳と3ヶ月で完全に撤退する決心は、恐らく今後も耐えられると自分を信じている。

帰宅すると、無意識にテレビにスイッチを入れていた。かといって、テレビを前に大人しく見ているかといえば見ていない。
現在では、死語になっている「ながら族」なのだ。

テレビのあったスペースに、寂しさはなく、スッキリすらして、頭の疲労度が違う。
断捨離好きの私には、精神的に健康的かもしれない。
視力と聴力は、例え「ながら族」でも、気付かない内に働き続けていたに違いない。

テレビからの情報量がなくなっただけ、曾て丁寧に 目を通していた新聞の方が、私には相性が良い。
ワンショットの情報ではなく、周囲の記事まで視界に入り、思いがけない知識が増える楽しみが広がる。
またこの年齢になると、ゆっくり何度でも読み返せるし、パソコンで忘れがちな活字に接する機会が増えた。

気のせいか、頭が少し軽くなって、整理するにも弾みが付きそうだ。