つい、アイパッドやスマホに「設定」の案内が出ると、夜間にお任せすることが多い。
ところが、ところである。翌日、私の命とは些か大袈裟かもしれないが、「ブック」にPDF として保存していた講義用の資料がすっかり消えている。
頭が真っ白になるとはこのことで、アップルケアセンターのオープン迄の時間の長いことにイライラしつつも挑戦を試みる。
アップルケアセンター開始の9時に電話をかけて、大変困っていると訴えた。
慌てているので、説明すら覚束なくたどたどしくしい説明になるばかりだが、センターのナビゲーターは、私の年齢と訴えに、何度も幾つかの試みをしてくれるものの、解決は出来なかった。
私の為に費やした時間は、既に、ランチ時間を過ぎていた。電話を通して察すると、まだ若いと思われるだけに、困ってはいるものの、そこは歳の功である。
「お腹空かない、ランチタイムになっちゃったわね、大丈夫?」と
案じるも「いいえ、大丈夫です」と頑張ってくれる。
結果的には、過去のデータを手動で作業するという結果に終わった。
改めて、今回のことは私にとっても貴重な今後の警鐘になる一方で、
「ケア」と簡単にいうべき言葉では無い事を学ぶ機会になった。
災い転じて福となった次第で、午後からコツコツと手動で頑張った。
その後、「設定」の案内は放置している。