一年前の午後、61年前に卒業した小学校の校長先生からのメールから、今日で丁度一年を迎える。
経緯は一年前のブログにアップしているので省略する。
そうだ、私にも故郷があったという想いを呼び起こしたのである。
校長先生というと、私の年代では遠い存在のイメージが強かった。
然し、メールからは、私が学んだ時代と全く違っていた温もりに溢れた校長先生の意図が伝わって来た。
迷う事なく、承諾の返事を送信した。
その後の私は、6月の帰郷予定迄に一刻も早く故郷の学び舎の小学校を知りたく、グーグルアース、グーグルマップ、インターネットと出来るだけの検索を始めた。
幸いにブログで、小学校の克明な発信に、臨場感を共有をしていた。
それがいつしか楽しみに変わって行った。
今迄、すっかり忘れていたと言っても過言ではない故郷が身近に感じている自分に気が付いた。
同じ日常生活に、数年前から時々閉塞感に襲われていた私は、校長先生のメールに新しい自分を見いだせるかも知れないと、密かな期待を感じていた。
この年齢になって、また、ターニングポイントになろうとは、思いもしなかったが、一年前を振り返って、大きく私に変化が起こる始まりの日であったと言える。
それは長く封印して来た自分の一部から解放された日でもある。