一夜明けた8日の日本経済新聞の朝刊の記事に、私は思わず頷いていた。
何か、自分の文章の表現力にもどかしさを感じつつ、書き殴っていた想いを見事に著した記事である。
掲載されて記事を紹介させて頂くと、「18歳プラス」の紙面の一角に、学生を対象にした「U22 by NIKKEI STYLE 」に、ディー・エヌ・エー(D eNA)創業者で会長の南場智子さんの意外な後悔を「私は自分の人生を生き始めるのがすごく遅れた人間」と話している。
更に、「長い間、自分の尺度で生きてこなかった」と。
「ようやく自分の人生を自分で決めたと思った瞬間は、コンサルタントを辞めて1999年にD eNAを起業したときのことでした」と続く。
「自分が夢中になれるものは何か、自分の心に聞いてみてください」
「20 歳くらいになったら、意識的に自分の夢中になるものを自分で見つけてほしい」と。
「自分の尺度で生きるの遅れた」と結んでいる。
「自分の尺度で生きてこそ」とのタイトルに、私も心当たりがあるというか、私の場合は、多くの周囲の人からの助言で、人生百年なんて言われているが、各人が自分に相応しい生き方がある様に思う。
周囲の人から、最近私に「自分を大切にして、自分のしたい事をしなさい」と言われる。
確かに、「自分が夢中になれる、自分の尺度で生きる」という私本来の姿がいつしか消えつつあったことは、自分でも気付き、踠き、焦りさえ感じる迄の瀬戸際に立っている状態だった。
嘗ての私を知っている友人達も、自分の想いを取り戻す決意に賛成してくれるだろうと思っている。
遅ればせながら「自分の尺度で生きていける、夢中になれる生き甲斐」を見いだした。