自宅の前が直ぐバス停での出来事で、同じ時刻に2週間に一度位で、とても品の良い婦人に出会って、さて半年になるだろうか。
お互いに、無意識に自然に、お互いに笑顔で、「お早うございます」と交わすだけだった。
ある時、バスが遅れて、つい私も何と無くそのままで離れ難く、今も何から話す事になったのか、残念ながら私には記憶が飛んでいる。
その方が「どちらのご出身すか?」との問い掛けに、私の頭の中はおよそ半分以上占めている状態が昨年61年ぶりの帰郷から続いている。
即座に「岡山県」です。バスが未だ遅れている。
「岡山県のどちらですか」「岡山県で、一番小さい瀬戸内寄りの浅口市の出身です」
これまた、相手の方から即座に、「素晴らしい岡山県出身の女性を知っているので、ご紹介します」
「えっ、岡山県出身の方ですか。是非、お目に掛からせて下さい。こんな偶然が有るんですね」
今日21日にお目に掛かれる迄の経緯です。
偶然に偶然が続きます。とても素敵な女性で、浅口市から二駅先の広島より出身の方でした。
年齢的には、私より遥かに若く娘の年代だが 、不思議に窓を開けると、お互いに符合するのである。
その場は、お互いの接点が多く、話題は尽きなく、東京にいながら、故郷岡山の世界が限りなく広がって行くばかりである。
こんなに偶然に偶然が生まれるなんて、信じられない時間を過ごした。
上京して、こんなに故郷尽くしのプレゼントを下さった婦人とは、バス停で、今日はお目に掛かれるかと待ち焦がれる日々である。