もう長年我が家では、冬は寒く体が固くなるので、大掃除は夏のお盆休みが恒例になって久しい。
今年も10日の二人の母の命日を終えて、さア頑張ると張り切ったところ、昼夜冷房を入れているせいか、喉を痛めて、何となく出鼻を挫かれた感じで、等々初日の1日は休養日と決め込む。
然しどうも落ち着かず、此れ迄の整理しようと思っていたアルバムを取り出した。
既にセピア色に変色した幼い頃のモノクロームの写真から、最近までを思い切って仕分けを始める。
思い出の詰まったアルバムを何故整理処分作業をするのかと、理解出来ない方の方が世間では多いと思うのだが、此の所、私の周辺というか友人、知人の訃報が続いている。
個人差はあるが、今、、世間でも話題になっている生前の故人の所有物の整理に苦慮している人が多い。
実は、私は30から友人達に思い切りが早過ぎると言われ「「かたずけ魔」とか「捨て魔」と名ずけられるほど、結論を出し処分する素早さを指摘されても、不愉快にはならない。
その根拠は、長期間、一つの問題を案じていると必ずと言って良いほど体調を崩す健康との関係がある。それよりは、次なる事に向き合って歩む方が、心身共に回復、前向きになれるからだ。
もう一つは、極々小さいながらも経営者になり、結婚より生き甲斐を感じ始めた私は、将来は他人様のお世話になると気付いた時から、徐々に身辺整理を粛々と進めていた。
さてさて、毎日続けた整理する中で、今年の大掃除の成果で新聞の切り抜きの内容が変わっている。
つまり、無意識のうちにターニングポイントの為に、ガラリと整理する優先順位に変化を感じた今年の大掃除となった。
最後は矢張り、心身ともに気軽くなったが、まだ今後の休日が必要の様だ。
その休日には、何から始めようかと準備している時間も、私には楽しみに繋がる。