私見・私論ふるさと納税

今、私は故郷の浅口市への帰郷の車中である。

昨年より母校の小学校がのコミュニティスクールを学校運営協議会によってスタートし、今日は、一年間の評価を受ける日である。
どの様な評価が下されるのか、別に自信は無いが、私にとっては、学校運営協議会は生き甲斐でもあり、楽しみである。

ふと、帰郷する際に、何時も頭を掠めるのが、昨年より、総務省による「ふるさと納税」の見直しで、急に囂しい騒ぎにもなった。
漠然と他人事の様に見過ごしていたが、「ふるさと納税」について、気が付くと自然の成り行きの様に関心を持った。

此れはタイトルにも示したが、私見・私論である。
凡そ61年振りに、故郷の母校で、今迄気付か無かった「ふるさと」の良さを感じた。
それ以来、私はこの素晴らしい故郷と言われる岡山県で一番小さな町(市)ではあるが、多くの人に良さを知って欲しいという想いが湧き上がってきたのである。

自分でも驚く程の「ふるさと愛」が芽生えたのである。
地元の人は全く「あたり前」の中に、故郷に距離感を持っていた私は新鮮に受け止め、幾つも故郷の「当たり前」を伝えたくなる自分があった。

本来は、自分の出身地に感謝の気持ちを込めて、納税システムであり、最初に目的というか納税品目から、始まるのは、長年ボランティア活動をしている私には解せないというか、純粋性が欲しいと感じる。

此れ迄に「故郷でお世話になりました」という気持ちの人によっ て、縁のある土地に納税するというのが、私の私見・私論である。
勿論、その様な人も多くいるので、一概に結論付けるのは危険であり、お叱りを受けるのも、承知の上である。

一人相撲と分かっているが、故郷の良さを一人でも多くのに、知って欲しいと、勝手にホームページにアップしている。
つまり、「浅口ファン」が増えて欲しいとの想いだけで、それ以上の何ものも私の中には住み着いていない。

母校の小学校にもその想いが原点である。
今迄、思い出さなかった母校で過ごした日々が湯水の様に湧いてくる。
恐らく、故郷を離れていただけに今、私は未来の後輩の為に出来る限りのエネルギーを投入するのが、私の「ふるさと納税」と言える。

間も無く、あさくちブルーの待つ「鴨方駅」が近い。