先日、年寄りの冷や水と言われる私にとってはよくぞ、弾みとはいえ、馬鹿力を発揮して、隠れた9年年間の埃は取り去った。
然し、何か忘れてる様な気持ちが続いていた。
友人から、「今日衣替えをしたけれども、最近の防虫剤は匂いが強くて、無くなるのも早くない?」と、電話があった。
嗚呼、そうだ、夜中の大掃除だったので、掃除機も遠慮して、そのまま広げたものを元に戻し、後でと思っていたが、すっかり、残り少なくなった紙資料に相棒の鋏で相変わらず、チョキチョキしていたのだ。
日中だったので、断捨離から、もう一度中身を出して、掃除機をかけ、防虫剤を入れ、食器棚は消毒液で拭き取り、ヤット、胸を張って大掃除をしたと言える。
実は、私は長年、大掃除は5月の連休を使っていた。
というのは、母親から、冬季の掃除は寒いし、風邪をひきやすいので、長年の習慣になっていた。
今年は僅かだが、2週間ほど早く済ました。
また、曾て、銀座で美術の商いをしている時も、思い出せば、内装を5月に数年おきにしていた。
もう一つ、母親の5月大掃除の根拠を思い出した。
5月は、光線が明るく、隅々までよく見えるからだとも言っていた。
確かに、身体も動かし易く、私の健康上を考えての教えかなとも思ったりもしているが、、不思議と頭にインプットされている様で、今年も無事に終了した。
これで数年は、家具の移動を出来るパワーがあるかは自信が無い。
やはり、これも新型コロナウイルスによるものと前向きに考えるように、自分に言い聞かせている。
後期高齢者になった記念の、人生の大掃除かな。