今日は24節気の一つ「立夏」でもあり、子どもの日でもあるが、毎日が日曜日の様で、浮き草の様な日々を過ごしていると、巣篭もり生活のせいか、毎日に対する新鮮な意識が薄れてくる恐怖を感じないでもない。
未だ協調性の弱い私は、中々毎日の新しい生活様式に馴染めなく、模索中であるが、長年愛読している日本経済新聞に広告が入っていた。
時間がある生活から、広告にも丹念に目を通す習慣がつき始めたのは明白である。
必ず、第一面の「春秋」というコラム欄を楽しみにしている。
一枚の日本経済新聞の「春秋コラムの書き写しで国語力UP &美文字」という誘いに、思わず、私は新聞代理店に申し込んだ。
今回、断捨離をしていて、これまでの残しておきたい凡そ10年近くの記録は、全て、パカーのボールペンのブルーによる手書きである。
我ながら、こんなに丁寧に情報を集め、然も想像を絶する程の丁寧な美文字である。
正に渡りに船である。もう一度我が母校で学び直しを予定していたが、恐らく新型コロナウイルスで、実現は不可能である。
また、今、私はiPadで入力しているが、記憶に残らない不思議さを感じていた。
不思議に肉筆で書き込まれた記録は、しっかりと記憶されている。
その、残された記録には信州大学の寺澤広次助教授に拠れば、46野の働きの低下により、若年層のもの忘れが生じ、機械化によるコミュニケーション不足、過去の情報を引き出して言葉を選ぶことによって46野活性化になると。
予防法の北品川病院の脳神経外科医築山節医師に拠れば、1日最低3人、家族の人以外の人と話す理由は緊張感の保持、1日10分文章を書く、1日20分間外を歩く。
更に更に、記憶は脳に残った残像なので、呼び出す為にも手書きが良いとの、メモをノートに書きとめてあった。
正に、今回の広告から、恐らく10年近く前に書きとめた記憶が呼び戻って来た。
何か、又、一つ新しい目標ができた喜びと、美文字に再挑戦しようと心弾んだ。