黒いチューリップの想い出

土曜日を除いて、日本経済新聞夕刊に各界に活躍の方が、「あすへの話題」のコラム欄を楽しみにしている。

5月9日は作家の嵐山光三郎氏が担当している。
当日のタイトルが、「黒いチューリップ」について、懐かしさを呼び起こした。

病弱の小学校時代、母親からアレクサンドル・デュマの小説「黒いチューリップ」を読み聞かせの場を思い出した。

当時では、黒いチューリップの球根を作ろうとす結果、結果的に牢獄にという理不尽さに、私は、熱を出してしまった記憶があり、母親が腺病質な私には、刺激が強かったのかと、後悔していた姿を思い出した。

私は、どうも「子鹿物語」にしても、「小公女」「小公子」など、感情移入が激しく、
発熱してしまうのである。

嵐山光三郎氏に拠れば、未だに黒いチューリップは作られていないそうだ。

それで思い出すのは、秋桜に「チョコレート秋桜」という品種は、花に近ずくと微かにチョコレートの香りがする。

我が母校の学級園にもトライして欲しいと思っている。

幼稚園に行けない程の病弱な私が、何と後期高齢者の仲間入りをしたとは、当時の同級生は恐らく驚くだろうなあと思っている。

それだけに、新型コロナウイルスに私の好きなザードの「負けないで」と、気がつくと口ずさんでいる。