最近は昼夜を問わず、空を見上げる日々が続いている。
何と、遠い宇宙の話題だが、5月18日の日本経済新聞の朝刊の科学技術の記事に思わず引き込まれた。
東京大学木曽観測所で、夜空を秒単位で移ろう宇宙を動画カメラで「動画天文学」に取り組んでいるというものだ。
その取り組む動画カメラは、長野県木曽町の土地に因んであろうと推察される処の源平時代の武将の木曽義仲に仕えたとされる女武者の巴御前(トモエゴゼン)と命名されたと、記載してある。
実は、私のふるさとの岡山県浅口市には、2018年、京都大学が、光学赤外線望遠鏡を平安時代に天文観察者として、朝廷に仕えた安倍清明(あべのせいめい)と愛称を命名したの経緯がある。
浅口市金光町には、現在も「占見」という地名があり、安倍清明が観測したと言われる安倍山があり、京都と岡山との歴史に由縁を感じると共に、私には、もっと楽しい記憶を思い出したのである。
偶然、2年近く前に、ウイキペディアで見つけた1982年12月13日に東京木曽観測所の香西洋樹氏と古川麟一郎氏が、岡山天体物理所の岡山県南西部の浅口郡で、小惑星帯に位置する惑星を発見し、「鴨方」と命名されたと記述されているが、現在、あ浅口市には、これに関しては、残念ながら未指定と、削除を意味するラインになっているが、私には、最先端で、未知に溢れた宇宙の世界に、源平時代の「巴御前」、平安時代の「安倍清明」にしても、日本の歴史者を命名するアンバランスさに、好感を持つ。
久し振りに、夢ある記事に、気持ちがとても和らぐと共に、改めて、カタカナ文字やデジタルの専門表示に疲れを感じていただけに、癒された。