東京都民には、コロナ感染の勢いが止まらず、おとなしくステイホームに
戻ったのと同じである。
鬱陶しい梅雨独特のすっきりしないので、今日は「雨読」の日と決める。
7月11日の日経新聞に、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介氏が「今を読み解く」で、コロナ後のまちづくりをテーマに数種の書籍が紹介されていた。
そのうちの一冊に関心を持った私は、隣の図書館に午前中依頼したところ、午後には私の手元に、しかしなかなか、読みたいのに読めないといった心境だったので、エイとばかりに読み始めた。
「きみのまちに未来はあるか?」と、岩波ジュニア新書から、徐本理史・佐無田光の二名の著書によるもので、今、私が母校の小学校でのコミュニティースクールのヒントになればと、思ったからである。
その土地が持つ伝統・文化・地域性といわれる、住み慣れている住民には
気づかない「根っこ」を、著者は「宝物」を育てて、未来へと繋げていくのが、必要だと提案しているのである。
読み終えて、私が地元の人が気づかなかった青空の素晴らしさを、「あさくちブルー」と称したのは、まさしく、間違いでなかったと。
ジュニア新書になっているが、私は、各地で「地域おこし」や「移住」等の担当の方には、生意気なようだが、ぜひお勧めしたい一冊である。