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脳血管造影中に考えていた

昨日13日から、まるでベルトコンベヤーのように私は、手術前の術前検査に、今日の午後から「脳血管造影」に入った。

 

今回は局部麻酔なので、意識もあり、担当の脳外科の部長先生から、次から次と、丁寧な説明に、むしろ、今どんな状態なのだろうかと、興味を持ってしまった。

 

途中で、「淺野さん、今、何を考えてる?」との問いかけに、即座に「仕事のことです」と答えた。

 

時間的には、凡そ1時間半であったが、意識がはっきりしているので、今後、手術が終わった後のことにいろいろと想いを巡らしていた。

 

まさに、今回から「新しい生活様式」という、また、新しい人生が始まる楽しみを考えていたのである。

 

そして、今回の手術は「グッドタイミング」と思えるのである。

 

コロナ禍の中で、ともすれば、いつもの前向きな姿勢が崩れる時が多く、

自分でもなんでこんな考え方しかできないのだろうかと、悔しさを覚えていた。

 

造影中に、ある意味で、自分を見直す時間でもあったようで、終了後、

何かスッキリしたのである。

 

虫の知らせか、74歳までのあらゆる身辺整理も、完璧とまではいかないが終了し、あとは、私の苦手の「デジタル就活」を済ませたいと考えていたので、「仕事のことを考えている」と、答えた根拠である。

 

恐らく9月中中には、退院できるとの見通しなので、気がかりなパソコンの整理を済ませたいと、実は楽しみにしている。

 

そして、今後の私のライフスタイルで、デジタル社会にも適度のいわば

ソーシャルディスタンスで、お付き合いをしていこうと考えている。

 

前夜14日の一四日の病室の窓から、スカイツリーを眺め、翌朝の15日の5時過ぎの燃えるような真っ赤な真夏の太陽に感動を覚えた。

 

そしてその日の午前中に、自宅へ帰った。

自宅に入るや、なんとも言えない気持ちの新鮮さを感じたのである。