早いもので、今日は24節気の一つ、「寒露」です。
既に季節は秋に移ろっています。
今月1日に、退院後初めての診療に出かけました。その時あたりからそこはかとない金木犀の甘い香りが漂ってるのを鮮明に記憶しています。
今日の診察の結果を頭の隅にあった不安を、大好きな香りによって一瞬に
きっと、大丈夫と思えたのです。
お陰様で、主治医から術後の結果は、順調に回復にあり、私は、思わず、ありふれた表現だが、胸をなでおろした。
急に、心が軽くなり、間もなくというか、75歳の後期高齢者の仲間入りをして、もう残すところ、5か月になった。
改めて、令和2年を迎えるや、間もなく新型コロナウイルスによって、私の後期高齢者のスタートは、残念ながら、ものの見事に、当時の未知なる
ウイルスによって、現実を受け入れる日々が続いた。
然し、素晴らしいドクターによって、また、その後のこれまた、行き届いた医多くの医療スタッフに支えられて、自分でも驚くほどの回復をしたのである。
この年齢になると、社会問題になっている一人住まいの高齢者が増加している中で、漏れなく私もその一人であるが、私は、「人に恵まれている」
というか、私から求めることなく「手を差し伸べてくれる人」が多いのである。
しかも、ある意味で、新型コロナウイルスの発症も、前向きに考えると、
私には、これまでの人生の振り返りと共に、まだ、漠然としているが、何か「新しいヒント」を、私が、悩むことなく自然体で、待っている予感を感じて、楽しみになっている。
このように、28年ぶりの手術、入院生活を通して、私のともすれば、拘りや固執しやすい性格、せっかちさが不思議に消えてしまったのである。
結果的に、今回の手術こそ、次なるターニングポイントと思っている。