如月の終わりに想う

昨日の強い北風も、気のせいか、収まった感がするが、今朝早朝の気温は

低く、乾燥のせいか、珍しく喉の痛みを感じた。

オーバーワークになると、これまではすぐ喉の痛みを訴えていたが、不思議に昨年の9月の脳外科の手術以降は、薬のお世話にならずに来た。

 

然し、今朝の痛みには、寒気も伴ったので、用心のために、薬を飲んだ。

お陰様で、今は、こうしてパソコンに迎えるまでに回復した。。

 

あまり、振り返ることを好まない私の性分だが、如月の2月をなぜか、上旬、中旬、下旬と分けてみると、大体10日単位で目まぐるしく変化した。

 

初旬は病院通いから、中旬はドクターより、1週間ほどは安静に大人しく休養という次第である。

 

その休養が功を奏して、最後の下旬は、パソコン漬けの日々を過ごした。

2月中を目標としている予定を、是が非でも片付けねばと、自炊生活も

お休みして、頑張った結果、何とか、昨日をもって終了となった途端に

体からシグナルが徐々に出し始めた。

 

ところが、「太平の眠りを覚ます蒸気船」の如き、25日深夜に海外からのメールが届いた。

まだ、当時は高校生だと記憶しているが、将来は医学の道を目指しているマッチョでいながら、祖母を気遣う心優しい青年と病院ボランティア活動をした。

 

いよいよ、アメリカに留学するという最後の活動日に、2012年に刊行した拙著「笑顔の力」を、プレゼントしたその青年が、さすが、私のホームページまで、たどり着いて、メールを送ってきたのである。

 

凡そ、10年とまではいかないが、かなりの時が流れているが、私はその青年をすぐに思いだした。

色々と、留学先での詳細にわたるメールに、すっかり目が覚めたが、私を忘れずに、探した結果、たどり着いた行為に胸が熱くなった。

 

ちょうど、その日は母校の校長先生との約束の自称「卒業論文」を書き終えて、印刷会社さんとも打合せが終わり、ひとまず、達成感と疲労感が同居していたのである。

 

両者とも、拙著「笑顔の力」の「縁」に繋がっているという不思議な出来ごとである。

 

「如月」には「衣更着」、「気更来」、「生更木」という三つの説があると、病院ボランティアをしている時に、俳句を嗜んでいる入院患者様から

聞いた記憶がある。

 

検索してみると確かに三つの説があった。

まだ寒い日があり、重ね着をするも、日増しに春の陽気が近づき、やがて草木が若緑に色づく季節を迎える「月」が「如月」だと知った。

 

さて、弥生3月の声を聴くと、76歳になる私だが、この数日間の如月の充実感に元気を取り戻せそうだ。

 

明日は、術後6か月の定期検診に出かけるが、如月の前半の体調不良が残ってないことを願っているのだが、さてさて、どうなることでしょう。