ふるさとの味を最後の晩餐に

先日の12日の精密検査で、一つだけレッドマークが付いた。

つまりは、コツコツと毎日の食生活を改善することで、元通りに戻るという結論に達したのだが、わが故郷は、「魚島」とお魚の一番美味しい宝庫の季節だ。

 

かつて、「最後の晩餐」というテレビ番組を思い出す。

 

発酵学者で、小泉武夫氏の日経新聞の「食あれば、楽あり」という、毎回、よだれが滴るほど食欲をそそる記事を、私は紙面で楽しんでいる。

 

現在の私は、真面目に緊急事態宣言下の東京に従い、スーパーマーケットにもできるだけ、、乾物類を買い置き、太陽のエネルギーを蓄えた、乾物類を蓄えていて、我慢している。

 

然し、スーパーによると、鰆、真鯛、サヨリ、イサキ、アイナメと春告げ魚が並んでいる。

 

瀬戸内の新鮮な刺身と煮物で育った私は、検査結果によるデータは承知の上で、瀬戸内の味を買い込み、夕食に、ふるさとに想いを馳せ、今日が、ふるさととの最後の晩餐として、心置きなく味わった。

 

コロナ禍がいち早く収束する願いを込めて、明日以降、私は、ふるさとで

の、味覚が記憶している味を、しっかり、心に刻んで過ごしていこうとの決心をした。