期待外れに終わった天体ショー

五月の月は「フラワームーン」といわれるロマンティックな名称である。また、一年で、一番大きく見える「スーパームーン」といわれている。

 

3年ぶりの皆既月食に、昨夜26日にスーパームーンと重なり、24年ぶりの天体ショーが、夜空の8時9分ごろから、約20分間にわたるといわれ、朝からもっぱら、メディアでも大きく取り上げていた。

 

ふるさとの浅口市は、「天文のまち あさくち」といわれているだけに、

昨夜は、何度もベランダから夜空を見上げた。

 

然し、見上げ続ける夜空は、意地悪く、厚く重い雲が広がっている。

仕方なく、スマホのライブで我慢したが、その後、もしかしてスーパームーンは見えるのではと、未練がましく、窓越しに10過ぎ迄探した。

 

確かに、月は薄いカーテン越しから見ているように、ぼんやりと輪郭も

鮮明でない、情けないスーパームーンといわれるフラワームーンが。

 

「スーパーフラワーブラッドムーン」との、表現に私は、命名の経緯は

知らないが、私には、妙に納得した想いを持った。

 

実は、一日早いが25日に、大きく明るく輝いた「スーパームーン」といっても見劣りのしないまん丸い月を、心行くまで、ベランダから見続けた。

 

天気予報によれば、今夜は無理と察していたので、私は、昨夜の素晴らしい月の光に、願い事をしたのである。