台風10号による雨も一段落、夕刊を取りに行くついでに、ダストルームにごみを持っていくと、ドアーの前に、ごみが山積みになっている。
なぜ、ダストルームにごみを入れてくれないのと、マナーの悪さに、一瞬カチンときた。
処が、ダストルームのカギが施錠されているのだ。
一昨年から、私は、マンションの管理組合の理事長になった故に、コロナ禍もあり、ごみ収集日は、月曜日である。
それまで、共有部分に放置できない。
先輩の理事さんから、開錠方法を教えて頂き、お陰様で、ダストルームは使用可能になった。
処が、それからが、ダストルームのドアーの前に積み上げられたごみを
片付ける作業に、新米の理事長の私は頑張って、凡そ、一時間近くかけて分別やら、仕分け作業をした。
気が付くと、一時間以上かかってしまった。
既に、管理人さんも帰った後のハプニングで、理事長としての責任が、ズシリと、肩に掛かった重さに、食欲もなく、がっくりと疲労感が残った。
やがて、東京オリンピックの閉会式が始まり、耳観戦のつもりが、すっかり、眠り込んで気が付くと、翌朝の午前一時を時計の針が指していた。
東日本大震災を機に、マンション生活を始めた私は、これまでは、集合住宅での生活経験がないだけに、管理体制は万全でも、諸々の事情もあると
考えてしまった。
因みに今日、8月8日は今年に限り「山の日」であり、語呂合わせから、
「笑いの日」としたそうであるが、私にとっては、とんだ「山の日」であり、笑い飛ばせない日となった。