想いが巡る

今夜は満月といっても、中秋の名月と旧暦の8月15日、9月の満月のハーベストムーンが重なる、貴重な宇宙ショーの一でメディアでも、取り上げている希少な夜を迎えるようだ。

 

一年前の9月2日の満月の日、私は9時から凡そ、12時間の髄膜腫の手術を

執刀医に12時間身を任せている時間帯は、奇しくも満月の夜だった。

 

術前前のインフォームドコンセントの際に、執刀医に「先生、満月の日に

手術ですね」といった言葉を根拠なく発していた。

 

無事にHPCから、希望していた病室に戻った。

何ら、苦痛もなく、私としては、病室からの秋空を始め、夜空の表情や、

スカイツリーが真正面に見える病室から、病人にとっては重要な力になる

ことを、自ら感じ取った。

 

翌日からのお月様は、少しずつスリムになっている月を、日課のように、

スカイツリーの日没と夜明けを知らせる表情が支えになっていた。

 

そんな昨年の満月と、今年の満月に、私は、特別な想いを持って、2021年の満月と、中秋の名月が重なった宇宙ショーを待ち望んだ。

 

昨年の9月の満月は9月2日、中秋の名月は10月2日、今年の2021年の満月と中秋の名月は今夜21日という素晴らしい宇宙からのプレゼントである。

 

然し、私には、昨年の2020年10月2日の、母校のブログにアップされた

病後間もなくの私には「中秋の名月」に、何故か、心が熱くなる。

 

ブログには、我が母校の後輩が、「秋の七草」を持ってきたという後輩の感性に素晴らしい生きるを受けとめた。

 

「秋の七草」に母校からの中秋の名月に、一か月前の私は、病と闘っていたのである。

 

今も、2020年10月2日の「中秋の名月」に、私はパワーを頂いたことだろうと、想いを馳せながら、今年の満月を元気に愛でる幸せに様々な想いが

駆け巡るのである。