今年の四月からの私は、すべての現役を終え、「毎日が日曜日」「名刺」の必要としない生活に憧れていたというか、希望していた。
処が、これまで名刺である身分証明というか、身分を明らか証明していた手段を持ち合わせていない。
地域の事情で、18年間お手伝いをして来た区役所にある目的で、クレームではなく、状況を確認するという低姿勢で赴いた。
丁度、現役時代で名刺もなくなり、身分証明に対する証明書が無くなった私に信頼を寄せてくれるものは何かと考えた結果、マイナンバーカードを名刺が代わりに提示した。
残念ながら、友人の間でも、「マイナンバーカーカード」に対する不信感はまだ根深い存在のようだ。
全て、根こそぎ丸裸になるからいやだというが、私はこれしか、ございませんと詳らかにすることによって、「認定された」という証になるのではないだろうかと、いずれは分かると覚悟している。
既に隠すものは何もないと、啖呵を切った方が楽だなあと思っている。
話は全く異なりますが、私も縁のありました、「銀座百点」が800号を迎えたという記事に、私の編集者時代に「チンチン電車の最終日」「銀座百号記念」「銀座まつり」と、私は恵まれた銀座の歴史のお手伝いをさせていただくラッキーな編集者時代だった。
時代の流れというか、それだけ私は年輪の数を増やしたのだと、前向きに考えようと思った。
話は前後するが、午前中に区役所に赴いた要件に対して、午後、適切な説明と共に、対処してくれるという回答を得た。
いま、私は、名刺を持たない人生になったが、ある意味で、マイナンバーカードが身分証明書になる可能性を身を以って感じた。
既に、押印や名刺が証明できる時代が終わろうとしている。
やましいことや、不信感を無くすために、「マイナンバーカード」の果たす役目は重要だし、既に、行政も情報や伝達手段にスマホが主流になり始めている。
マイナンバーカードは自らを証明するものであり、今後、更に拡大するであろうと考えられる点からも、セーフティーネットに対する丁寧な説明を期待している。
行政の交渉も順調に終わった私は、今日中にもう一つ理解してほしい問題に夕刻、取り組んだ。
というのは、お陰様で、内科の主治医からも、私が重々努力しなければならない結果に、頷き、リセットしようと。
かねてから、私生活における問題を、今日の順調さに弾みが掛かり、話をしようと決心した。
然し、残念ながら、私の遠回しの説明不足が災いして、通じなかった。
最後に重苦しい雰囲気を残した、私は眠れない夜になった。