我が地域の街路樹のマロニエの、カサカサした落ち葉のように、私の心にも同じように、ガサガサした状態に気づいた。
現在、企業で制度学び直しといわれる「リスキリング」「45年定年制度」
「地域起こし協力隊」の在り方等々の、今後に対する見解が、メディアで
報じられている。
私は、既に現役に身を置く人間から久しくなるが、「リスキリング」には
年齢を超えて、自分自身にとっては目に見えない財産を積み重ねていると私は考えている。
例えば、私にとって、恵まれたふるさとに居ながら、理数系の知識は、恥ずかしながら今でも、かなり劣っている。
小学校時代の知識を、私は、母校のブログ、特に理科を担当する先生の
授業に、コロナ禍で無ければ、帰郷してでも学び直したい素晴らしい授業である。
現在の私は、図書館が隣接という恵まれた環境に、マロニエの枯れ葉の
ようにカサカサになった心を潤いしてくれるのは、母校の理科の授業風景と、図書の力は大きい。
特に、病弱の頃、母親から枕下で読み聞かせてくれた「絵本」が救いに
なっている。
今、心の潤いを取り戻すために、柳田邦男氏の「人生に一冊の絵本」を
「学び直し」として読んでいる。
ローカルニュースによれば、里芋の黄色い花が咲き始め、10月下旬の収穫に丹精を嘆声を込めているというニュースに、2019年前のコロナ禍まで、学校運営協議会の会議の為に、帰郷する車窓から、季節を懐かしく感じていたが、もはや、懐かしい思い出に終わる時が来た。
絵本を始め、いつでも開けば、心の潤いになる「絵本の力」は、子どもたちばかりであなく、寧ろ、大人が読むべきと改めて学び直している「読書の秋」を過ごしている。