救いに繋がる

ホテルで静養したことで、寝不足勝ちも解消した余波が出てしまった。

 

眠気を催さず、頭も冴え冴えとして、思い出さないようにしている雑念が

次から次に押し寄せてくる。

 

何のためにホテルで休養したのかと、残念に思うが、寝付けず、「ラジオの深夜便」も、気楽に聞く気が起こらない。

 

どうやらすっかり、心身ともに、ホテルでの休養前の状態に、逆戻りしたようだ。

 

日中、読み始めた「心はどこへ消えた?」を手に取った。

とうとう、一晩で読破してしまった。

 

あとがきに「誰かの役に立つならば」とあるが、確かに、私にも思い当たるというか、いくつかのヒントがあった。

 

涙について、3種類の涙があるという。

一つはタマネギによる涙、二つ目は泣ける涙、三つ目は個人的な涙があると、そのうち、三番目の個人的涙は、自分にしかわからない、自分だけの

悲しみに触れたときに流れると分析している。

 

その個人的涙は、自分だけの物語だから、「プライベートな場所にひっそりとおいて置くのがいい」と結んでいる。

確かにその通りと、納得するも、時間がかかるだろうなと思った。

 

コロナ禍で、帰郷が叶わない日々が続き、毎月、ふるさとの広報誌の発行を楽しみにしている。

 

「広報 あさくち」の12月号に、12月4日から10日までの人権週間に当たり、ふるさとの浅口市内の小学校6年生と、中学2年生、人権啓発標語の優秀作品が毎年、掲載されている。

 

わが、母校の後輩は『「大丈夫」相手を救える魔法の言葉』に、私は心が

熱くなり、元気をもらった。

「大丈夫」と相手に歩み寄る表現と、「大丈夫ですか」と問いかける言葉との違いを、私は嘗て、大学の講義で説明をした言葉である。

 

後輩の「大丈夫」は、相手を安心させる心強い意味を持っている。

 

母校の後輩から、凡そ、半世紀以上の年上の湿りがちな先輩は励まされちゃいました。