毅然とした女性

日本経済新聞には、月の初めから、一か月単位で各界で活躍している人の「私の履歴書」という連載がある。

 

連載の最後には、次回の連載者が記載されており、今月は、日本ユニセフ

協会会長の赤松良子氏である。

 

先ず、思い出したのは、氏のお父様の赤松麟作氏による「夜汽車」という絵画である。

 

東京藝術大学大学美術館に所蔵されている作品で、印象に残った作品で、代表作と知る。

 

赤松良子氏から、赤松麟作氏の登場を楽しみにしていたところ、確か、2回目だと思ったが、さらりと記述していた。

 

しかし、見覚えのある「良子」という作品が掲載され、懐かしかった。

美術の仕事をしている時代に、記憶している作品で、検索をすると、赤松隣作氏は、岡山県津山市の出身で、その後大阪に転居し、赤松良子氏は大阪市の出身である。

 

更に、氏の作品は、岡山県立美術館、倉敷市立美術館に、更に絶筆「海」も岡山県立美術館に所蔵されていると、知ったのである。

 

帰郷を兼ねて、ふるさとの岡山県立美術館、倉敷市立美術館で、所蔵作品を鑑賞したいと想っている。

 

赤松良子氏に対して、何となく近親感を覚えるとともに、現在の女性の地位向上の基礎を築いた、毅然とした生き方に今後の展開が楽しみである。