最近、長年の蓄積疲労の回復のために、既に、何度か、ホテルを利用して何も考えないで、ぼんやり過ごすように心がけている。
ホテルと自宅とは位置的に近いので、必要品や忘れ物を取りに帰宅する。
足腰を鍛えるために、階段を利用しようかと思ったのだが、不思議に体調の状態によって、正直に足が拒否反応をするのである。
では、今日は安全のためにエレベータに乗り込んで、結構、愉しみにしている「今日は何の日」に目をやると、「漢字の日」とある。
そろそろ、この季節、一年を表す漢字が発表される日だと思い出す。
今年はどんな「一字」になるのだろうかと、思いながら、今夜も月が冬空にくっきりと輝いている。
ホテルで、もし、私にとっての「一字」はと、考えた。
「信頼」の「信」と、「待つ」の「待」の二つの候補が、思い浮かんだ。
どちらかに決めよと言われれば、「信」を選ぶが、「待」も捨てがたい。
拘りを捨てて、私はこの2候補を、今年の「漢字」というか、どちらも今の
私には、最も必要とする漢字である。
そう思いながら、「信」と「待」に、更に私は「忍耐」の「耐」も必要な意味合いを持つというか、欠落している部分である。
折角、のんびりするために、ホテルで休養、静養を目的としているのに、
これでは元の木阿弥であると気づき、私の「漢字の日」は「信・待・耐」
の三候補に決めた。