既に今日「節分」の縁起物としては、恵方巻の予約と豆まきの豆や、鬼の仮面等々が、私の利用しているスーパーでも、店頭に並んでいる、
更に、早くも2月14日のバレンタインデーの商品も併設されている。
数年前から、恵方巻のロス防止のために、昨年末から予約受付をしているが、ますます、季節の先取りが進んでいる感が否めない。
外出先から、帰宅して、日本経済新聞の夕刊の記事に、国土地理院が方位磁針によれば、北(磁北)が5年前に比べて、県庁所在地で、平均西に0.3度ずれたという調査結果を報じていた。
別に恵方巻を買ったりすることはなく、方位に興味があり、父親が使っていた古いコンパスで、方位を探すも、なかなか見つけられない。
ところが、友人から、今はスマホで探せるそうよと聞いた。
ということは、僅かなずれに対しても正確に表示されるのだろうかと疑問を感じたが、そこまで調べる気力はなく、そのままにした。
確か、恵方巻は関西の「太巻き」が、縁起物として、今日に至ったのではないかと思うのである。
というのは、私のふるさとでは遠足の楽しみは、太巻きだった記憶があるが、私の母親は、卵焼き、穴子、シイタケ、干瓢、等々のたくさんの具の
入った海苔巻きが巻けずに、私は、関東のかっぱ巻き、キュウリ巻き、干瓢巻きと具が別々の「細巻き」を、持たされていた。
親しい友人から、太巻きを分けてもらった時の、何と美味しかったことかと、母親を困らせた懐かしい思い出がある。
今は、太巻きは2月3日の節分には欠かせない縁起物になっているが、選りによって、「北」のずれについては、コロナ禍の中、出来れば、批判する気持ちはないが、一寸、複雑な気持ちになったのは私だけだろうか。