今日は、日曜日、近くのコンビニまで外出た際に、いつものように背筋を
伸ばし、見上げた空の「ブルー」の美しさに、寒さを忘れ見続けた。
まだ、人も車を少ないせいか、東京にもこんなにスカッとした空を見る機会に、気持ちが空のように晴れ晴れとした。
それで、思い出したのが、「佐野ぬいぶるー」を思いだした。
美術の商いをしているころから、明るい色が多くを占める中に、濃淡のある「ブルー」に魅力を感じていた。
確か、出身地は、弘前市と記憶しているが、短い季節に見せる空の色ゆえの素晴らしい色彩を放つのでははないかと、勝手に想像している。
北海道出身の画家から、雪が解けて春を迎え、短い夏の期間までの、空は
底抜けに明るく、ついつい、明るい色彩の絵の具の使用が多くなると聞いたことがある。
先月、1月23日の日本経済新聞の日曜版に、佐野ぬい氏の「明るい街」が
掲載されていた。
コロナ禍の中、「明るい街」になる日が見えない昨今、美術の持つ力に、
想いを馳せて、午後、再度、散歩で見上げた空は、うっすらと霞みがかかっているようであった。