この季節、夜でも甘い独特の香りに、自宅の前の公園に白梅が見事に花をつけ、白い花が好きな私にとっては、昼夜を問わず、横断歩道を渡れば、
手の届く位置にある。
ある晩、夕闇から既に日が暮れた夜、私は当時はタブレットで、写真を撮っていた時である、年齢から言えば、30代前の女性が、問いかけた。
「上手く映ります? どうして夜に取るのですか」
私は「夜の梅に風情を感じるから」と応じた。
その彼女は「そうですか、じゃあ私も映しておきます」と、スマホのシャッターをきった。
その後、私はブログか、アメブロに「夜の白梅」についてアップした。
スマホ移した行きがかりの女性に、私は「夜の白梅」についての歴史というか説明を怠ったことを後悔していた。
時を過ぎること、先日から連載を始めている日本経済新聞の「映える浮世絵」に鈴木晴信による「夜の白梅」が本日紹介されていた。
なぜ、私が撮影している「夜の白梅」に対しての、美術を商いとしていた経歴を持つ私は、説明できなかったかと、自分の知識の未熟さを今でも
「白梅」の季節になると心が痛む。
処で、友人という一括りにはできないとても素敵なある女性とのご縁からお目にかかる機会があり、「夜の梅」をアップしたブログを覚えていてくださって、お喋りをした後、別れ際にさり気無く、私に「虎屋」のトレードマークでお馴染みの袋に、私は、ハシタナク「夜の梅」と察し、白梅の季節になると、今もw擦れられないほど思い出となっている。
こんな素敵な女性の存在に、改めて私が、どんなにか幸せを改めて噛み締めている。