ウマズラハギノの気持ち

昨日は忙しいというか、充実していたかは、私にも複雑な想いが走る。

 

というのは、友人が帰宅後、12日の日本経済新聞の夕刊に、先月ブログで

取り上げた「富山産のカワハギ(ウマズラカワハギ)」に関係する記事を読んだ。

 

記事によれば、富山湾を代表するブランド魚「ウマズラカワハギ」の生態研究のために、県の指導により、電子標識「アーカイルバルタグ」を使って、生産量の落ちた近年の状況を、県の水産研究所が調査をするといった

内容である。

 

その標識を装着した僅か20匹を、魚津市内に放流したそうだ。

 

その標識であるタグをつけた「お尋ね者」を捕まえてほしいとのコメントが記載されている。

 

この記事を読んで、私の自宅には、連日の如く、時間構わず、名も知らぬ

不動産業者の電話が、不思議にも固定電話にかかってくるのである。

 

ブログで、おこもり生活をしているので、気が付くと、終日、声を発しない生活で、私は自己責任で留守電に敢えて応じているのである。

 

まあ、まるで、ゾンビのように、過去の不動産に対しても、問い合わせが

来るといった状態である。

 

健康のためと、相手の立場を考えて、決して感情的に接することは控えて

いるが、私も富山湾の「カワハギ(ウマズラハギ)」と同じように、タグをつけられているのと、左程の違いがないように思う。

 

個人情報が守られるとか、云々言っているが、ざる抜け状態である。

 

処で、私はスーパーに行くと必ず鮮魚コーナーで、「お刺身コーナー」に立ち寄るのだが、「紋甲イカ」を扱っているのを、見かけなくなって、凡そ、10年近くなっているが、「紋甲イカ」の生態状況を案じている。

 

先ほども散歩の帰りに立ち寄ったが、私の思い出の「紋甲イカ」は何処や

タグを装着する時代に、自然は鋭く生き残るための英知を働かせているのではないだろうか。