今朝は定時の時刻に起きられない。
今日は「祝日だからいいんじゃない」という囁きに、素直に従ったものの15分だけ延長して、起きることにした。
お陰様で、抗生物質も今朝で飲み終わることを思いだし、折角規則正しい服用を続けた効果が、覿面であった。
エレベーターで、「今日は富士山の日」で、この時期、よく望めることから、語呂合わせも併せて名付けられたそうだ。
思わず、「頭を雲の上に出し、四方の山を見下ろして」と口ずさんだところで、北陸東北地方の経験のないような豪雪が続いている住民の苦労に対して、一寸、自分の無神経さを恥じた。
最高峰から見る豪雪地帯はどのように見えているのだろうかと思いを馳せたものの、恐らく下界はホワイトアウトの状態ではないだろうか。
更に2番目に「からだに雪のきものきて」と続き、巌谷小波の作詞は素晴らしい表現だが、今年はちょっとその作詞の良さが通じないほどの、ひどい降雪状態である。
1985年、美術の仕事で訪れた、新潟の豪雪地帯で知られる津南地方が、今朝から4メートルを超える積雪の報道が、何度も流れている。
縁のある土地だけに、「ふじの山」を歌える気持ちにはならなくなった。
週末には、低温状態も改善方向にむかうとの予報に期待するより、天を仰ぐより仕方がない日々が続いている。
瀬戸内の温暖なわがふるさとも、10日連続の真冬の寒さが続いているとの
報道に、どうやら全国的に強い強い冬将軍が居座っているのである。
新潟県糸魚川出身の相馬御風による「春よ来い 早く来い」に込められた雪解けが、如何に待ち遠しかが分かる。