「アゲインスト」と言えば、ゴルフでは、逆風に向かって、どこまで飛距離を伸ばすか、フォローとでは、非常な風向きである。
今の私はゴルフ三昧の日曜日から、縁が無くなった生活を送っている。
偶々、午前中に約束があり、豪雪地帯の影響を受けた東京は、澄み切った青空に足元を抄われそうな北風に向かって、急ぎ足になった。
ゴルフ場では、アゲインストの際に、負けて手はならじと、逆に力は入り
結果的に、逆に飛距離は伸びないという経験をしている。
今日の約束は、ゴルフではないが、ともすればアゲインストの強風に、後ずさりするといった状況である。
日差しを選んで歩くも、アゲインストの強風に、大人しくアゲインストの風を選んで、静まるまで待つしかになかった。
此処で、強風のために約束をキャンセルすることは簡単である。
然し、この強風は私だけでないものである。
自分勝手な理由で、相手もあるわけで、アゲインストにも負けない自信をつけるために、心身共に対する「問いかけ」と想った。
約束を果たした私は、フォローになると想っていた予想は見事に裏切られ、アゲインストだった。
既に春の訪れを感じる日差しだというのに、自然は人の英知では計り知れない脅威に対して、何時収束するともわからないコロナ禍をはじめとして
人はもっと、自然に対して、謙虚に向き合う姿勢を問われているのかなと想ったのである。