赤い薔薇

毎朝、ラジオ深夜便から、引き続き、そのまま6時過ぎまでラジオをぼんやりと聞いている。

 

大体、5時半近くに「今日は何の日」と、歴史的に貴重な出来事を紹介する番組が数分あるが、今日23日はいろいろと思いだす出来事は、この年齢になると、そうか、今日だったのかと思いだす。

 

しかし、今日、23日は、私は何か忘れているような気持に、目が冴えた。

資源ごみの日でもあり、早めに起きて、朝刊を取りにエレベーターに乗った時、今日は「サンジョルディの日」とあった。

 

私が、何となく気になっていたのは、スペイン・カタロニア地方のセント

サンジョルディのお祝いとして、女性は男性に本を、男性は女性に赤い薔薇を贈るという風習があるという、母親から聞いた記憶が今だにしっかりと残っている。

 

というのは、母親からは、「サンジョルディの日」というのは、本をプレゼントする日と聞いていたからだ。

 

そういえば、新学期が始まって間もなくのこの時期に、本をプレゼントされたことが多く、そのために、23日に対しての記憶が残存していたのではないだろうか。

 

私は男性に本をプレゼントしたのは、我が拙著しかなかったと気づく。

 

そういえば2月25日の日本経済新聞の夕刊い、小学生が女性の伝記漫画に人気があり、出版社では売り上げ上位の7割が女性の伝記だそうだ。

 

一方、今薔薇の花のシーズンだが、最近赤い薔薇を見かけるのが少なく成ったというより、それだけ品種が増えたのではないだろうか。

 

友人の奥様が還暦を迎えた誕生日に、深紅の薔薇を60本花束にしてプレゼントした素敵なお嬢さんの話を思いだしたが、今日、殿方たちは赤い薔薇をプレゼントするだろうか。

 

5月に入ると、間もなく「母の日」を迎えるから、恐らく、今日は、スルーするされるのではないだろうか。

 

近所のお庭に毎年、赤い薔薇が咲くが、まだ、蕾の先が赤くなっている。

もうすぐかなと思いながら、散歩を続けた。