9月9日の夕刊に、エリザベス英女王の死去が大きく報道されていた。
私には、いつも笑顔の女王しかなく、とても、悲しく、「世界の笑顔の」の一つが消えたという、何とも、言えない気持ちになってしまった。
暫くは、心が安寧になるまで、触れることを避けている自分がいる。
翌日10日の日本経済新聞に、「宮殿に虹、惜しむ人波」「英国人のとしての誇り」と記載されていた。
特に、女王の訃報が伝わった頃には宮殿に虹の橋が架かったという。
きっと、お気に入りのドレスを召して、虹の橋を毅然として、天国に旅立たれたのだと、やっと、私の気持ちが安らいだ。
今、世界中が安定しない国情に、96歳というご高齢に対して、私としては
これ以上の痛みを感じないで、旅立たれたことは何よりだと想っている。