後始末に追われる一日

昨夕の希望していた有料老人ホームへの入居資格がないことが明白になり

ホーム側からの、15日以降での見学を兼ねたショートステイの準備に追われていたところ、審査に合格しなかったために「縁がなかった」との、僅か数秒の担当者からの返事を受けた私は、今回の件でお世話に成った多くの方々への、結果報告をしなければならなくなった。

 

今日は正月事始めと言われ、一年間のすす払いの日に当たる。

私は取り敢えず、健康診断書を朝一番に、予約を取っていた病院へのお詫びと、老人ホームへ提出の書類一式をかかえ、冷たい雨が激しく降りしきる中を、私は一刻も早く片づけたかったから。

 

其の後、弁護士の先生や、税理士、不動産会社、案じている多くの方々に

報告をしなければならなかった。

 

何のことはない、元の日常が戻ってきたというわけで、この数日間は、何だったんだろうとすら思えたのである。

 

結局のところ、全くの身寄りも親族のない私は、「成年後見制度」のうちの、「任意後見制度」を契約していれば、或いは入所できた可能性があると、辯護士の先生から、伺った。

 

先生曰く、「任意後見制度についても、淺野さんが納得できる段階で、しっかり見極め、考えませんか」という結論に至った。

 

今回、その任意後見制度を契約していても、私には、それだけではないものを感じ取っている。

 

有料老人ホームの「自立」という問題で、ホーム側の組織としてのルールと、私が望んでいる自立に対する誤差というか、見解の相違がある様に

想われるのである。

 

もうこれ以上、私は、有料老人ホームに入所することについて、考えることはやめようと決めた。

 

置かれた環境で、体力の続く限り、前向きな生活スタイルを見い出そうと

折しも、今日は今年の積もった埃を取り除く「すす払い」の日である。

 

今夜から明日にかけての三大流星群の一つである「ふたご座流星群」に、間もなく新しい年、2023年に期待を込め、流れ星に願いを託そう。