今日は、なんでもその年の2月最初の午の日を「初午」と呼ぶそうだ。
「初午」で思い出したことがある。
祖父が健在の時、私の手を引いて近くのお稲荷さんに出かけた記憶があり
油揚げを備えていた記憶がある。
祖父の家に帰ると、叔母から大きな三角のいなり寿司を手渡された私は、その大きさとずしっりとした重さにびっくりした。
確か、叔母は手渡す時に、「こんこん寿司」といった。
最近、小さい頃のことを思い出すことが多くなってきたようだ。
今、こうして記憶を辿ると、「こんこん寿司」の味までは、思い出すには
至らないが、兎に角、大きさと重さに驚いたのは確かである。
今日の昼食は、いなり寿司と決めた私は、近くのコンビニで、一口サイズの俵状のいなり寿司を、早速買い求めた。
店員さんに「今日は初午だから、いなり寿司が売れるわよ」と言ったら、
キョトンとした顔をされた。
私だけが昔の思い出に燥いでいるだけなのかもしれないと想った。