3年にわたる長き新型コロナウイルスによって、私はすっかり、新しい生活スタイルから取り残された。
年齢的にも、後期高齢者の仲間入りをしたこともあり、人前で話す機会も
無く成った。
処が、来月のシンポジュームに、私がパネリストの一人に指名されたのである。
今日の午後、事前の打ち合わせがあり、久しぶりにパネリストとして、意見を述べることになった。
綿密な打ち合わせに、出たとこ勝負の私は、少なくも戸惑いを感じた。
これまで、私は人様の前で話をしてきた経験から、その場の雰囲気が直に伝わり、臨機応変に、ある程度自由があったが、今回、初めて、ズームというスタイルであった。
ズーム参加者を通しての会話には、無機質さを覚えたが、確かに、何処にいても、自由に参加できるというシステムは素晴らしいと言える。
兎に角、協調性のない私にはもう少し、時間が掛かりそうだ。
しかし、時は待ってくれないわけで、何とか、来月はスムースにと、準備は欠かせない。
限られた時間内で、画面越しの相手にも、明瞭に伝えるためには、言葉を
選ばなければと考えている。
お陰様で、私も、新しい生活スタイルの仲間入りが出来そうだ。