120グラムのステーキ

今朝は3か月に一度のデンタルテェックで、東銀座の歯科医に出かける。

 

循環器の主治医からの忠告を守られない状況下にある私は、口腔ケアにも

悲観的で出かけたところ、レントゲンの結果も問題なく、ケアもしっかりと実行されているという。

 

今日は、どんな指摘を受けても素直に受けいれると思っていた私に笑顔が戻った。

 

ああ、良かったと、素直に思った私に、食欲という誘惑が囁いた。

 

実は、今日の午後、マンションの理事長を引き受けて、私なりに、学び、やっと、「規約の義務化」という再構築にまで漕ぎ着けた。

 

私は、常に後継者を育てなければ、本当のリーダーと言われてきた私は、

常にそのタイミングを見て来た。

 

ここまで、しっかり、将来の基盤造りが出来たと想った私は、空腹を覚え

肉の老舗があることを思い出し、午後の総会を控え、ビーフステーキが食べたくなった。

 

運ばれたビーフステーキは、120グラムであるが、こっろとした塊状態で

さすが老舗ならである。

 

ナイフを入れる私は、満足感と共に、今回の総会で、次なる後継者に引き継ごうとの決意を認めていた。

 

その私の潔さをを確認する前に、総会である決断が提案された。

 

美味しかったステーキが、一転してしまったが、私はその提案を承諾せざるを得ない現実を受け入れた。

 

未消化のまま、決定された事実に対して、私は今後の不安を感じていたが

これ以上は、私との認識の違いと察した私は、流れに築髄することで、取り敢えず、シャンシャンに終わった。

 

しかし、私は、自分にとっても、安心で、安全で、居住空間に対して、満足の頂く環境づくりを目指していたが、恐らく、私の願いはいずれ、消滅するであろうと、総会後、背筋が寒くなる想いを感じた。

 

そして、私は3年の理事長を退任すること派明確である。

 

120グラムのステーキは、間違いなく美味しかった。