三寒四温の変わりやすい天気に翻弄されているが、何となく、体調の変化を感じていた矢先、とうとう、出てきましたか。
変化に順応できなくなると、身体の右側にぷつぷつと米粒状の発疹ができる単純ヘルペスが、いよいよお出ましである。
内心、よくこれだけ慌ただしく、しかも初めての体験ばかりに、ヘルペスが出来ないのが、私にとっては、寧ろ、不思議にすら思っていた。
やせ我慢でなく、私は単純ヘルペスの発症によって、来るべきものが来たという安心感のような気持になるのである。
これまでの経験から、単純ヘルペスによって、取り敢えず治まるところに収まるという終焉が近い時に、発症するからである。
友人たちも私の体質を知り尽くしていて、恐る恐るヘルペスはと訊いてくるのが常だある。
早速友人に連絡すると、至極当たり前に、私と同じように来るべきものが来たといった受け止め方である。
そろそろ、幕を引きたいと想っているが、どうなりますことやら。