月曜日に天候の崩れは、何となく気力を失くしてしまうのは、私だけだろうか。
天気予報士によれば、23日から、曇りや雨雲の多い日が続くと解説しているが、桜の季節は、花に嵐と言われるように、荒々しい日が続くといわれる現象は、異常気象ではないと言えそうだ。
今朝の日本経済新聞にNPO法人「八王子つばめ塾」を運営する小宮位之氏(45)の記事に、私は釘付けになった。
小宮氏自身、貧困家庭で育ったという。
親子3人で、10畳半の団地に住み、父親が非正規雇用で、収入が不安定で、スパゲッティにかけるミートソースは「スプーン2杯まで」と決められたとある。
様々ないばらの道を歩んできた小宮氏は、「人の役に立つことがしたい」という熱い想いの末に、辿り着いたのが、「無料塾」だった。
それを支えたのが、「あなたほど子どもと真剣に向き合う人はいない」と小宮夫人はパートで家計を助けた。
やがて一途な想いは共感の輪を広げ、口コミで生徒が増えると全国から寄付が集まる様になった
さらに、小宮氏に代わって授業を受け持つボランティア、社会人が集まってきたという。
小宮氏の取り組みに「自分も無料塾を始めたい」という人に、惜しみなく
ノウハウを提供しているという。
巣立った塾生は約300人に達したそうだ。
私は、胸が熱く成り、涙が止まらなく、涙をぬぐいながら、読んだ。
未だ、こんなに純粋に無垢な気持ちで、自分の想いを達成できる小宮氏を羨ましく想った。
外は、冷たい風が吹いているが、まだまだ、世の中には心豊かで、温もりの世界があることを知り、心が和んだ。