先月に続き、今日も出身地の岡山県の話題です。
日本経済新聞の夕刊に、岡山県の吉備中央町に「くさぎ菜のかけめし」という郷土料理が、「100年フード」に認定されたという。
認定された「くさぎ菜のかけめし」は勿論のこと、「くさぎ菜」とは、更に「100年フード」とは、初めて尽くしである。
記事によれば、くさぎ菜は、山野に自生し、歯に特有の臭気があるシソ科の植物クサギの若芽を乾燥させたものだそうだ。
記事では栄養価は高いが、あく抜きなどの手間がかかるとある。
「100年フード」の認定とあるが、文化庁の取り組みで、地域に根付く食文化の継承を目指していると知った。
残念乍ら、手間が多く要するために、現在では2軒だけという危機感から、観光協会が、文化庁に応募を計画した。
応募するからには、根拠づけが必要であり、レシピと言われる文献が無いために、明治生まれの人から教わったという資料を集めて、認定にこぎ着け、今回の成果に繋がった経緯がある。
苦労の甲斐があり、認定後は徐々に増加してきた。
更に今後、発信続けていくという。
早速、「くさぎ菜」さらに「くさぎ菜のかけめし」をネットで検索した。
視覚で分かるも、葉の特有の臭気までは、伝わらず、帰郷するに限る。
どの程度の臭気かわからないが、私はセロリ、せり、春菊、からし菜、パセリといった香りの強い葉物類は好物である。
因みに、我が母校の小学校でも、地域の高齢者の方に、伝統料理の体験学習があり、まだまだ、美味しい伝統料理があるのではないだろうか。